こんにちは。「腸活のある暮らし」運営者の「ちょうまる」です。
妊娠中のデリケートな時期、便秘に悩まされること、ありますよね。私の周りでも、妊娠を機に便秘がひどくなったという話をよく聞きます。そこで「腸活」に興味を持つ方も多いと思うんですが、「ココアが腸活に良い」と聞いて、妊婦が飲んでも大丈夫かな?と気になっているかもしれません。
カフェインは? 胎児への影響はないの? 妊娠初期でも飲んでいい? ミルクココアとピュアココアの違いって? それに、貧血対策で鉄分サプリを飲んでいるけど飲み合わせは大丈夫?など、たくさんの疑問や不安が出てくるかなと思います。
この記事では、そんな妊婦さんのココアに関する不安を解消できるように、飲むときのリスクや、安全な飲み方、ココアの代わりになる腸活飲料まで、私が調べた情報をできるだけ分かりやすく、詳しくまとめていきますね。
- 妊婦さんがココアを飲む時にまず知っておきたいリスク
- ココアが腸内環境に与える具体的なメリット
- リスクを避けて安全に飲むための「ピュアココア」の選び方と飲み方
- ココア以外で妊婦さんにおすすめできる安心の腸活飲料
妊婦の腸活とココアのリスク

「体に良さそう」というイメージが先行しがちなココアですが、妊婦さんが飲む場合には、まず知っておかなければならない大切な注意点がいくつかあるんですね。メリットを活かすためにも、まずはそのリスクの部分から、一緒にしっかりチェックしていきましょう。
妊婦が悩む便秘と腸活の必要性
「妊娠したら、急に便秘体質に…」というのは、本当に多くの妊婦さんが経験することみたいです。これには、ちゃんと医学的な理由があるんですね。
ホルモンバランスの変化(黄体ホルモン)
まず大きな原因の一つが、妊娠中に多く分泌される「プロゲステロン(黄体ホルモン)」という女性ホルモンです。このホルモンは、赤ちゃんのベッドである子宮の筋肉(平滑筋)を緩ませて、妊娠を維持するために働きます。でも、その作用が腸の平滑筋にも影響して、腸の蠕動(ぜんどう)運動(便を押し出す動き)まで鈍くさせてしまうことがあるんです。
子宮による物理的な圧迫
さらに、妊娠中期から後期にかけて、赤ちゃんが大きくなって子宮がぐんぐん成長すると、今度は物理的に腸(特に大腸)が圧迫されます。それで、便の通り道が狭くなって、ますます便秘になりやすくなる…というわけです。
ホルモンの影響と物理的な圧迫、このダブルパンチで便秘に悩まされる方が多いんですね。
母から子へ受け継がれる「腸内細菌」
妊娠中の便秘は、単に「お腹が張って苦しい」というお母さん自身の不快感だけの問題じゃない、というのが最近の考え方みたいです。
薬にはなるべく頼りたくないこの時期だからこそ、食事や生活習慣で見直す「腸活」がすごく大事になってくるんですが、それにはもう一つ、大切な理由があります。
最近の研究では、お母さんの腸内環境(腸内マイクロバイオーム)が、出産時の産道通過や、その後の授乳などを通じて、赤ちゃんの腸内環境の「最初のタネ」として受け継がれる(母子マイクロバイオーム伝播)と言われ始めています。
赤ちゃんの将来の免疫機能やアレルギー体質の形成にも、この「最初のタネ」が影響する可能性があると考えると…。妊娠中の「腸活」は、お母さん自身のためだけでなく、赤ちゃんの未来の健康への、最初のプレゼントとも言えるかもしれないですね。
ココアの腸活効果とメリット
では、そんな大事な「腸活」において、ココアはどんな良い働きをしてくれる可能性があるんでしょうか。その秘密は、主に「カカオポリフェノール」と「食物繊維」という2つの成分にあるみたいです。
カカオポリフェノールと酪酸
ココアのあの独特の苦味や香りのもとである「カカオポリフェノール」。実はこの多くは、胃や小腸では消化・吸収されにくい性質を持っています。
吸収されなかったポリフェノールは、そのまま大腸まで到達します。そして、大腸に棲んでいるビフィズス菌や乳酸菌といった善玉菌の「エサ」となって、善玉菌が増えるのを助けてくれる(プレバイオティクス効果)んですね。
さらに、ココアの腸活効果で今すごく注目されているのが、「酪酸(らくさん)」という短鎖脂肪酸です。ある研究では、便秘傾向の人が高カカオの食品を摂取したら、腸内の「酪酸産生菌」が有意に増加した、という報告もあるみたいで。
「酪酸」ってなに?
酪酸は、腸内細菌が食物繊維やポリフェノールを発酵させて作り出す、腸活における「最重要物質」の一つです。主な働きは…
- 大腸の粘膜細胞の「主要なエネルギー源」になる
- 腸内を弱酸性に保ち、悪玉菌の増殖を抑える
- 腸のバリア機能(粘液の分泌など)を強化する
- 免疫細胞に働きかけて、過剰な炎症やアレルギー反応を調整する
- カルシウムやマグネシウムなど、ミネラルの吸収を助ける
ココアを摂ることは、この酪酸を生み出す環境づくりをサポートしてくれる可能性がある、ということですね。
不溶性食物繊維「リグニン」
もう一つの主役が「食物繊維」です。ココア(カカオマス)には食物繊維がとっても豊富。しかも、その多くが「リグニン」というタイプの不溶性食物繊維であることが特徴です。
リグニンは、野菜などにも含まれますが、非常に硬い繊維で、腸内で水分を吸収して大きく膨らみ、便のカサ(Fecal Bulk)を物理的に増やしてくれます。そのカサが増えた便が、腸の壁を適度に刺激して、鈍っていた蠕動運動を「えいっ」と活発にしてくれる(機械的作用)んですね。
つまり、ココアの腸活は…
- 生物化学的作用:ポリフェノールが善玉菌のエサになり、酪酸産生をサポートして「腸内環境の質」を整える。
- 機械的作用:不溶性食物繊維(リグニン)が便のカサを増やし「物理的に便通」を促す。
この「二重のアプローチ」が期待できるのが、ココアの大きなメリットと言えそうです。
カフェインの胎児への影響
ここからが、妊婦さんが一番気にして、正しく知っておくべき「リスク」の話です。まず、絶対に知っておいてほしいのは、ココアにもカフェインは含まれている、ということです。
「ココアはコーヒーより少ないから大丈夫」と思われがちですが、ゼロではありません。一般的に、砂糖やミルクの入っていないピュアココア(純ココア)の場合、1杯分(粉末約5g)あたり約10mgのカフェインが含まれているのが目安です。
このカフェインは、お母さんの体に入ると胎盤を簡単に通過して、赤ちゃん(胎児)に届いてしまいます。
でも、赤ちゃんはまだカフェインを体外に排出するための代謝酵素が未熟なため、カフェインがお母さんよりもずっと長く体内に留まってしまうと考えられています。
高濃度のカフェイン摂取が続くと、流産や低出生体重児のリスクと関連する可能性が指摘されているため、主要な国際機関は妊婦さんのカフェイン摂取量に上限を設けています。
妊婦のカフェイン摂取目安は「1日200mgまで」
例えば、世界保健機関(WHO)や欧州食品安全機関(EFSA)など多くの機関が、妊婦のカフェイン摂取量は、飲料や食品などすべての摂取源を合計して1日200mgまでに抑えることを推奨しています。(日本の厚生労働省も、この国際的な動向を紹介しています。 (出典:厚生労働省「食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A」))
ココア1杯のカフェイン(約10mg)だけを見れば、200mgまでは余裕があるように見えますよね。でも、これは「ココアだけ」を飲む場合の話ではありません。
もし、朝にコーヒー(約100mg以上)を1杯、午後に緑茶(約30mg)を1杯飲んでいたら、それだけでもう130mg。そこに「腸活のため」とココアを飲むと、「合計でいくら摂っているか?」という「総量」で考えることが非常に重要です。
糖質のデメリットと妊娠初期の注意
そして、私がカフェインと同じくらい…いや、製品の選び方によってはカフェイン以上に「要注意!」だと思っているのが、実は「糖質」です。
スーパーなどで「ココア」として売られている商品の多くは、お湯や牛乳を注ぐだけで甘くて美味しい「調整ココア(ミルクココア)」ですよね。でも、あの「手軽な甘さ」にこそ、妊婦さんにとっての大きな落とし穴があります。
あの飲みやすさは、苦いピュアココアに、大量の砂糖(や果糖ぶどう糖液糖など)を加えることで作られています。
製品にもよりますが、例えばある市販のミルクココアは、たった1杯分(20g)あたりに約14.1gもの糖質が含まれているとか…。これ、スティックシュガー(1本3〜4g)に換算すると、なんと1杯で4〜5本分の砂糖を摂っている計算になるんです!
妊娠中は「血糖値スパイク」に要注意
ただでさえ妊娠中は、胎盤から出るホルモンの影響でインスリン(血糖値を下げるホルモン)が効きにくくなる「インスリン抵抗性」という状態になりやすく、血糖値が上がりやすい体質になっています。
そんな時に、こんな高糖質の飲料を飲むと…
- 血糖値が急上昇・急降下する「血糖値スパイク」を引き起こす。
- 妊娠糖尿病(GDM)の発症リスクを高めたり、すでに診断されている方の血糖コントロールを著しく困難にする。
- 急激な体重増加を招き、妊娠高血圧症候群や難産のリスクを高める。
- 過剰な糖分が腸内の悪玉菌やカンジダ菌などのエサになり、腸内環境が乱れる(Dysbiosis)。
…など、深刻なデメリットにつながる可能性があります。善玉菌を増やそうとする「腸活」目的だったはずが、これではまったくの逆効果ですよね。
特に、つわりなどで食事が偏りがちな妊娠初期は、食べやすいもの(=糖質が多いもの)に偏りがち。そんな時に飲み物から無意識に大量の糖質を摂ってしまうのは、ぜひとも避けたいところです。
結論として、スーパーなどで手軽に買える市販の甘い「ミルクココア」は、妊婦さんの腸活目的には「不適格」であり、むしろ積極的に避けるべき飲み物、と私は考えています。もし飲むなら、「ピュアココア」を選ぶことが絶対の大前提になりますね。
テオブロミンとは?妊婦の注意点
ココアのリスクを考える上で、もうひとつ、カフェインとセットで必ず覚えておきたいのが「テオブロミン」という成分です。
これは、カフェインと同じ「メチルキサンチン類」というグループに属する刺激物の一種。ココアには、実はカフェインよりも、このテオブロミンの方が圧倒的に多く含まれています。
ピュアココア1杯分(5g)あたりで比較すると、目安として…
- カフェイン:約 10mg
- テオブロミン:約 85mg
…と、実に8倍以上の量が含まれているんです(製品によって差はあります)。調整ココア(1杯20g)でも約60mgほど含まれるとか。
テオブロミンも、カフェインと同様に中枢神経を興奮させる作用、利尿作用、心筋を刺激する作用などを持ち、そしてカフェインと同じく胎盤を通過することが分かっています。
作用自体はカフェインよりも穏やかと言われていますが、体内で分解されて半分になるまでの時間(半減期)がカフェインより長い、とも言われており、体内に蓄積しやすい可能性も考えられます。
「総メチルキサンチン負荷」で考えよう
妊婦さんが医学的に管理すべきなのは、カフェイン単体の量ではなく、これらを合計した「総メチルキサンチン負荷(Total Methylxanthine Load)」です。
ピュアココアを1杯(5g)飲んだ場合、その総刺激物負荷は、
カフェイン10mg + テオブロミン85mg = 合計 95mg
に相当する、と考えるべきです。
これは、妊婦さんの1日のカフェイン上限目安200mgの、たった1杯で、いきなり約半分に達してしまう量だということ。ココアはカフェインが少ないから大丈夫、と油断して2杯、3杯と飲んでしまうのは、非常に危険なことがわかりますよね。
妊婦が腸活でココアを飲む安全ガイド

「リスクが色々あって、なんだか飲むのが怖くなってきた…」と思った方もいるかもしれません。そうですよね、私も調べていくうちに「これは思っていたより注意が必要だ!」と背筋が伸びました。
でも、大丈夫です。ちゃんとこれらのリスクを理解した上で、ポイントを押さえて、賢く選んで飲めば、ココアのメリットを安全に活かすこともできるかなと思います。ここからは、その具体的な「実践ガイド」を見ていきましょう!
ミルクココアとピュアココアの違い
まずは、この記事で何度も出てきている、最も重要な「製品選び」です。妊婦さんが腸活目的でココアを選ぶなら、選択肢は「ピュアココア(純ココア)」一択です!
なぜそう言い切れるのか、両者の違いを比較表にまとめてみました。
| 項目 | ピュアココア (純ココア) (1杯 約5g) | 調整ココア (ミルクココア) (1杯 約20g) |
|---|---|---|
| 糖質 (目安) | ほぼゼロ (約0.5g~1.0g) | 【危険】 非常に多い (約14.1gなど) |
| カフェイン | 約 10mg | 微量 (製品による) |
| テオブロミン | 約 85mg | 約 60mg (製品による) |
| 総刺激物 (目安) | 【要注意】 約 95mg | 約 60mg以上 |
| 腸活への寄与 | ◎ 高い (繊維・ポリフェノールが豊富) | × 低い (糖質の害が上回る可能性) |
| 妊婦への推奨 | △ (条件付きでOK) | × (非推奨) |
※この表はあくまで一般的な目安です。使用量や含有量は製品によって異なりますので、購入する際は必ずパッケージ裏の「栄養成分表示」と「原材料名」をご自身の目で確認してくださいね。
「原材料名」は、使用量の多い順に書かれています。調整ココアの場合、一番最初に「砂糖」と書かれているものがほとんど。これを見れば、いかに糖質が多いかがよく分かります。
調整ココア(ミルクココア)は、そもそもカカオの含有量が薄められている上に、そのデメリットを打ち消すほどの大量の糖分が含まれています。腸活目的では、まず選ばないようにしましょう。
妊婦におすすめのココアの飲み方
無事に「ピュアココア」を手に入れたとして、次の問題は「どうやって飲むか」ですよね。ピュアココアって、そのままお湯で溶いただけだと、正直、薬のように苦くて飲みにくい…(笑)
でも、ここで白砂糖や黒糖、メープルシロップ、はちみつ(※)などを「健康そうだから」とたっぷり入れて甘くしてしまっては、結局、自分で「高糖質ドリンク」を作っていることになり、本末転倒です。
(※はちみつはボツリヌス菌のリスクから1歳未満の乳児には禁忌ですが、妊婦さん自身が食べるのは問題ないとされています。ただし、糖質であることに変わりはありません。)
そこで、私が「これこそ妊婦さんの腸活にベスト!」とおすすめしたいのが、甘味料として「オリゴ糖」を活用する方法です!
ちょうまる的「最強腸活ココア」の作り方
使うのは、スーパーのシロップ売り場などにある「フラクトオリゴ糖」や「ビートオリゴ糖(ラフィノース)」などの難消化性オリゴ糖シロップです。
これらのオリゴ糖は、砂糖と違って胃や小腸では消化・吸収されにくく、そのまま大腸まで届いて、ビフィズス菌など善玉菌の「エサ」になってくれるんです。
つまり、
【ココアのポリフェノール(プレバイオティクス)】
+
【オリゴ糖(プレバイオティクス)】
という、腸活のW(ダブル)アプローチができる、相乗効果バツグンのドリンクが完成するんです!これなら「甘いものを摂る罪悪感」どころか、むしろ「腸活効果をブーストしている」という満足感も得られますよね。
お湯でしっかり練って溶かしたピュアココアに、オリゴ糖シロップをお好みで加える。もし口当たりをまろやかにしたければ、無調整豆乳や、牛乳(乳糖でお腹がゴロゴロしない方なら)を少しだけ加えるのも良いかもです。
安全な摂取量と飲むタイミング
さあ、「ピュアココア」を選び、「オリゴ糖」で飲むという、最強の布陣が整いました。ですが、忘れてはいけないのが「刺激物」のリスクです。
ピュアココア1杯の「総メチルキサンチン負荷」は約95mg。これは、1日の上限目安200mgの約半分に達する量です。
ですから、摂取量は「1日1杯まで」(ピュアココア粉末 5g程度)を厳格な上限にするのが、一番安心で分かりやすいルールかなと思います。
そして、そのココアを1杯飲む日は、
- コーヒーは飲まない(あるいはデカフェにする)
- 緑茶や紅茶もマグカップで1〜2杯程度に控える
- (もちろんですが)エナジードリンクは絶対に飲まない
など、他のカフェイン含有飲料との「足し算」を常に意識して、1日の総量200mgを絶対超えないように厳密に管理することが大切です。
飲むタイミングとしては、カフェインやテオブロミン(合計約95mg)は睡眠の質に影響を与える可能性があるため、夜のリラックスタイム(特に就寝前)は避けたほうが無難です。朝や、日中の活動時間帯に、ほっと一息いれるタイミングで楽しむのが良さそうですね。朝に飲むと、その温かさと成分が腸をやさしく刺激して、その日の蠕動運動のリズム作りにも役立つかもしれません。
鉄分サプリとの飲み合わせは?
妊婦さん健診で貧血を指摘され、予防や治療のために「鉄剤」や「鉄分サプリ」を処方されている方も非常に多いと思います。これは、ココアを飲む上で非常に重要な注意点です。
お茶やコーヒーに含まれる「タンニン(ポリフェノールの一種)」が、鉄分の吸収を邪魔してしまう(キレート作用)という話は有名ですよね。
残念ながら、ココアに豊富に含まれる「カカオポリフェノール」もタンニンと同様に、鉄分の吸収を阻害する可能性が指摘されています。
特に、ほうれん草やひじきなどの植物性食品や、多くのサプリメント、処方される鉄剤に含まれる「非ヘム鉄」は、この吸収阻害の影響を受けやすいと言われています。(お肉やお魚に含まれる「ヘム鉄」は比較的影響を受けにくいとされています)
鉄剤・鉄分サプリとココアは「ずらし飲み」を徹底!
せっかく赤ちゃんのためにと摂っている大切な鉄分が無駄になってしまわないよう、ココアを飲むタイミングと、鉄剤やサプリを飲む時間は、最低でも2時間以上あけるようにしましょう。
これは、ほうれん草のおひたしや、ひじきの煮物など、鉄分豊富な食事とも同じです。食直後にココアを飲むのは避けて、「食間」のおやつタイムなどに楽しむのが賢明かなと思います。
このあたりは、処方されている薬の効果に直結する非常に大事なことなので、不安な方は必ずかかりつけのお医者さんや薬剤師さんに「ココアを飲みたいんだけど、大丈夫?」と一言確認してくださいね。
ココアの代わりになる腸活飲料
「うーん、ココアは好きだけど、カフェインだの糖質だの鉄分だの、管理することが多くてちょっと疲れちゃうかも…」
ここまで読んで、そう感じた方も、いるかもしれません。正直、私もそう思います。ココアは腸活に魅力的な選択肢ですが、特に妊婦さんにとっては、リスク管理がちょっと複雑でハードルが高い飲み物、とも言えます。
もし少しでも不安を感じるなら、もっとシンプルに、安心して腸活できる飲み物や食べ物を選ぶのも、全然アリな、賢い選択です!
基本はノンカフェイン・ノンシュガー(水分補給)
便秘対策のすべての基本は、とにかく「十分な水分補給」。便を柔らかくすることが全てのスタートです。妊婦さんが安心してゴクゴク飲めるノンカフェイン飲料は、常にストックしておきたいですね。
ルイボスティー、麦茶、黒豆茶、コーン茶などは、定番で安心かなと思います。特に朝起きてすぐにコップ一杯の「白湯」や「水」を飲むことは、寝ていた腸を優しく起こして動き出させる「目覚ましスイッチ」にもなりますよ。
菌を「摂る」なら(プロバイオティクス)
善玉菌そのものを直接摂るなら、やっぱり「無糖ヨーグルト」が王道ですね。ここでも大事なのは「無糖・プレーン」を選ぶこと。甘い加糖タイプは調整ココアと同じ「糖質トラップ」です。
ビフィズス菌、ガセリ菌、L-92乳酸菌…など、最近は色々な「菌株」が表示されていますよね。菌にも人それぞれ「相性」があるので、一つの製品にこだわらず、2週間くらい試して「イマイチかな?」と思ったら別の菌(製品)に変えてみる、という「菌活ローテーション」もおすすめです。
菌を「育てる」なら(プレバイオティクス)
ココアのポリフェノールやオリゴ糖(プレバイオティクス)効果が目当てなら、他のものでも補えます。
「米麹甘酒」もおすすめです。(※必ず「酒粕」ではなく「米麹」から作られた、アルコール0%のものを!)米麹の発酵パワーで生まれる天然のオリゴ糖や酵素が、腸内環境をサポートしてくれます。ただし、これも「飲む点滴」と言われるほど栄養価が高く、天然の糖質は高めなので、コップ1杯程度を「適量」で楽しむのが良いですね。
あとは、ココアの甘味付けでも紹介した「オリゴ糖シロップ」を、プレーンヨーグルトにかけたり、ノンカフェインティーに入れたりするのも、一番手軽で安全なプレバイオティクス活動かなと思います。
腸活、ココア、妊婦の賢い付き合い方
さて、ここまで「妊婦の腸活とココア」について、メリットと、それ以上に重要なリスクの数々を詳しく見てきました。最後に、私の結論をまとめますね。
私の結論としては、妊娠中の「腸活」としてココアを飲むのは、「科学的メリットもあるけれど、リスク管理が必須の上級者向けの選択」かな、と思います。
酪酸産生をサポートする可能性など、腸内環境への生物学的なメリットはとても魅力的です。でも、それと同時に「高糖質トラップ(調整ココアの場合)」と「総刺激物負荷(ピュアココアの場合)」という、妊婦さんにとって無視できない2つの大きなリスクを確実に内包しています。
もし妊婦さんが腸活でココアを選ぶなら
私が「ピュア・ワンカップ・オリゴ」と呼んでいる(今決めました笑)、以下の3つの鉄則を“すべて”守れる場合に限定するのが、安全のために必須かなと思います。
- 【ピュア】:「ピュアココア(純ココア)」だけを選ぶ(調整ココアは絶対NG!)
- 【ワンカップ】:1日1杯までを厳守し、他のカフェイン飲料との「総量」を管理する
- 【オリゴ】 :甘みは砂糖やはちみつではなく「オリゴ糖」を積極的に使う
(そして、鉄剤を飲んでいる方は「2時間ずらし飲み」も追加ですね!)
この3つ(+1)をしっかり管理するのが「ちょっと面倒だな」「不安だな」と感じるなら、あるいは妊娠初期の特にデリケートな時期は、無理にココアという選択肢にこだわる必要は全くありません。
先ほども紹介した、無糖ヨーグルト、米麹甘酒(適量)、オリゴ糖、そして水分補給としてのノンカフェイン茶(麦茶やルイボスティーなど)を腸活の柱にするほうが、ずっとストレスフリーで安全・安心かもしれません。
どんな食品や健康法もそうですが、試してみて「あれ?体調が良くないかも」「お腹が張るかも」と感じたらすぐに中止してください。そして、不安なことや、色々試しても便秘の悩みが続いて辛い場合は、自分で抱え込まず、必ずかかりつけの産科医の先生に相談してくださいね。
先生は妊婦さんの便秘の悩みに慣れていますし、妊娠中でも安全に使えるお薬(酸化マグネシウムなど)を処方してくれるはずです。我慢しすぎないことも、大切な「腸活」の一つですよ!


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